話さない=身についていない?
― フォニックス学習で起きている「見えない成長」
「家では英語をまったく話しません」
「レッスン以外では、英語が出てくる気配もありません」
保護者の方から、よくいただく言葉です。
でも、「話さない=何も起きていない」とは限りません。
英語学習の初期、特にフォニックスの段階では、
子どもの中で“外からは見えない変化”が進んでいることが多いのです。
なぜ、家では英語が出ないのか?
英語が家で出ない理由は、
やる気がないからでも、身についていないからでもありません。
多くの場合、理由はもっとシンプルです。
英語を「使わなくていい場所」だから。
家は、子どもにとって一番安心できる場所です。通じる日本語があり、困ることもありません。英語を使わなくても生活が成り立つ環境です。
一方、教室では、英語を使わないとレッスンが進みません。
- 英語で問いかけられる
- 英語で反応すると次に進める
- 英語が道具として必要な場面がある
この環境の差が、そのまま英語の出方の差になります。
とはいえ、レッスンではフォニックスだけでなく、単語や文でのやり取りも練習しています。
それでも、家でまったく英語が出ないと、「大丈夫かな?」と感じるのは自然です。
よくあるケースとして、おうちの方が、「レッスンで何をやってきたかを聞いても分からないって答える」と言われることがあります。
実はこれ、一番多いお悩みとしてよく聞きます。
しかしながら、実際のレッスンでは、次のような姿が見られることがほとんどです。
- レッスンでは反応できている
- 単語・短文を理解している
- 指示が通る、やりとりが成立している
場合がほとんどです。
その場合、英語を 口から出す前に、頭の中で処理する段階 にいます。
- 音を聞き分ける
- 文字と音を結びつける
- 正しい音の形を探す
これらはすべて、内側で起きる作業です。
この段階で英語が出ていなくても、
英語が「育っていない」わけではありません。
フォニックスは、単語や文でのやりとりをもう一度つなぎ合わせるための土台でもあります。
その土台があるからこそ、
ある日突然、読める・言えるがつながります。
これまで、フォニックスや家庭での学習成果の見えにくさについてお話してきました。
次回は、
COISHが英語学習で一番大切にしていることを、
あらためてまとめたいと思います。