カテゴリー: 英語学習でこんな不安はありませんか?

「家では英語を話さない」
「家庭での英語学習のサポートが難しい」

自分が英語を得意ではなかったからこそ、
子どもには同じ思いをさせたくない。
そんな想いで英語を習わせているご家庭も多いのではないでしょうか。

本当にこのままで、英語が身についていくの?
そんな不安をお持ちの保護者の方に向けて、
子どもの成長に合わせた学習の見守り方を一緒に考えていきます。

  • 見えにくい成長を、どう見守るか― COISHが一番大切にしていること

    英語が話せるようになった、と聞いて私たちは、どんな姿を思い浮かべるでしょうか。

    単語がすぐに出てくる。
    文でスラスラ話せる。
    家でも英語を口にしている。

    確かに、分かりやすい成長です。
    でも、それだけで、「できる・できない」を判断して良いのでしょうか?

    英語を学習していく過程では、見えにくい成長もあります。

    • 音の聞き分けが安定する
    • 反応が速くなる
    • 読むときの迷いが減る
    • 指示を英語で理解できる

    これらの変化も、
    本来であれば成長として十分に評価されるものです。

    フォニックスの成果は、まずアウトプットではなく、こうしたインプットの部分に現れます。

    見える形になるまでには、もう少し時間が必要なのです。

    そのため、フォニックス学習は、目に見えにくい成長だと感じられることが多いのです。


    ある日、点から線へ育っていることに気づく

    このシリーズでは、フォニックスの視点からの英語学習についてお話をしてきました。

    COISHでは、これまでお話してきた、子どもの成長や日本語と英語の違いを踏まえ、英語学習を長期と短期の両方の視点から捉え、全体的なレッスンを構成しています。

    COISHの柱となるフォニックス学習やテキスト学習はこんなイメージで導入しています。

    • フォニックス:音の土台を整える
    • 単語・文でのやりとり:使う準備
    • 文字導入:理解を安定させる

    どれも単独ではなく、成長と共に力を発揮する「使える英語」を育てるための通過点です。

    積み重ねの学習の中で、成長が点ではなく、線だったことに気づく瞬間が必ずやってきます。


    COISHが一番大切にしていること

    COISHの目標は、「自学自習をする力を身につけること」です。

    音の聞き取りや反応の速さ、理解の深まりなど、目には見えにくい変化にも目を向けながら、他の子と比べることなく、一人ひとりのペースで育っている力を丁寧に見守っています。

    英語を習得するためには、一定数の学習時間が必要です。フォニックスで一つずつの音から始まり、それらをつなげて発音し、単語や文法を覚えて、やっと外へ出す準備ができるのです。

    こうして積み重ねた力は、
    やがて「目に見える形」として表れるようになります。

    その一つが、英検などの資格試験です。


    COISHでは、英語が使えるようになるその日までの過程を、
    大切に見守っています。

  • 家では話さないのに、レッスンでは分かってる?

    話さない=身についていない?
    ― フォニックス学習で起きている「見えない成長」

    「家では英語をまったく話しません」
    「レッスン以外では、英語が出てくる気配もありません」


    保護者の方から、よくいただく言葉です。

    でも、「話さない=何も起きていない」とは限りません。
    英語学習の初期、特にフォニックスの段階では、
    子どもの中で“外からは見えない変化”が進んでいることが多いのです。


    なぜ、家では英語が出ないのか?

    英語が家で出ない理由は、
    やる気がないからでも、身についていないからでもありません。

    多くの場合、理由はもっとシンプルです。

    英語を「使わなくていい場所」だから。

    家は、子どもにとって一番安心できる場所です。通じる日本語があり、困ることもありません。英語を使わなくても生活が成り立つ環境です。

    一方、教室では、英語を使わないとレッスンが進みません。

    • 英語で問いかけられる
    • 英語で反応すると次に進める
    • 英語が道具として必要な場面がある


    この環境の差が、そのまま英語の出方の差になります。

    とはいえ、レッスンではフォニックスだけでなく、単語や文でのやり取りも練習しています。

    それでも、家でまったく英語が出ないと、「大丈夫かな?」と感じるのは自然です。

    よくあるケースとして、おうちの方が、「レッスンで何をやってきたかを聞いても分からないって答える」と言われることがあります。

    実はこれ、一番多いお悩みとしてよく聞きます。

    しかしながら、実際のレッスンでは、次のような姿が見られることがほとんどです。

    • レッスンでは反応できている
    • 単語・短文を理解している
    • 指示が通る、やりとりが成立している

    場合がほとんどです。


    その場合、英語を 口から出す前に、頭の中で処理する段階 にいます。

    • 音を聞き分ける
    • 文字と音を結びつける
    • 正しい音の形を探す

    これらはすべて、内側で起きる作業です。

    この段階で英語が出ていなくても、
    英語が「育っていない」わけではありません。

    フォニックスは、単語や文でのやりとりをもう一度つなぎ合わせるための土台でもあります。

    その土台があるからこそ、
    ある日突然、読める・言えるがつながります。


    これまで、フォニックスや家庭での学習成果の見えにくさについてお話してきました。

    次回は、
    COISHが英語学習で一番大切にしていることを、
    あらためてまとめたいと思います。

  • 音を支えるための文字導入

    前回のブログでは、文字学習の前に、耳を育てる時間を大切にするというお話しをしました。

    今回は、「なぜCOISHでは、音を土台にしてから文字へ進むのか」について、子どもの発達と英語の特性の両面から、より具体的にお話していきます。


    音を覚えるための「補助」としての文字導入

    COISHでは、本格的に文字を書く練習は、小学校入学後から始めています。

    小学校に入ると、授業の中で座って学ぶ時間が増え、文字を書くこと自体が日常になります。
    それに加えて、

    • 鉛筆の運びが安定してくる
    • 文字の形を認識する力が育つ

    といった、発達面・技術面のタイミングも考慮しています。


    「書く練習」は、アルファベットから

    小学校1年生では、まずアルファベットを1文字ずつ練習します。
    A〜Zを一通り書けるようになったあと、次のステップとして、
    2〜3文字の単語を、1回につき5語程度練習していきます。

    ただし、ここで使う単語には、はっきりした条件があります。

    「自分で読める単語」だけを使います

    文字練習に使うのは、基礎的なフォニックスルールで、自分の力で読める単語のみです。

    市販のテキストは「会話で使うこと」が前提のため、
    初期段階のフォニックスではまだ読めない単語も多く含まれています。

    たとえば baseball は、
    1音ずつのフォニックスを学び始めた段階では、まだ読めません。

    そのためCOISHでは、

    • 3文字まで
    • 音と文字の対応が分かりやすい単語

    に限定しています。


    例えば「cat」の場合

    「cat」は、

    • C「ク」
    • A「エァ」
    • T「トゥ」

    という音からできています。

    この音の流れが分かっていれば、
    「覚えた」のではなく、「読めた」という経験になります。

    ※カタカナ表記のため、実際の発音とは異なります


    つづりが書けなくてもOK

    学年が上がると、テキストで使われている単語を用いた書く宿題がでますが、基本的に宿題は、

    • テキスト付属CDを聞くこと
    • B5プリント1枚

    のみです。他のスクールと比べると、かなり少ないかもしれません。

    宿題は、レッスンを支える大切な時間です。
    ただし、量が多すぎると、

    • 早く終わらせたい
    • 楽しくない

    という気持ちが大きくなってしまいます。

    体調が悪い日や、校外学習など、宿題ができない日があっても、
    「また時間があるときにやればいいよ」と伝えています。


    それでも、これだけはお願いしています

    できれば、テキスト付属のCDは聞いてきてほしいと思っています。

    短い時間でも、

    • 一緒に言えるようになる
    • 歌を歌えるようになる

    それだけで、子どもたちの英語力は大きく伸びます。

    子どもたちにも伝えていますが、
    「書くこと」よりも「聞いて、歌えること」のほうが、
    英語力の土台づくりには大きく影響している
    と感じています。


    英語は「文字より音の情報量」が多い言語

    これには、理由があります。

    日本語は、
    文字の長さ=音の長さが、ほぼ一致します。

    一方、英語には、

    • 同じ文字でも音が変わる
    • 音が弱くなる、消える
    • 音がつながって変化する

    という特徴があります。

    音の感覚が育っていない状態で文字を見ると、
    「読めない」「混乱する」ことが起きやすくなります。


    英語は「聞こえたまま」では書けない

    子どもは本来、
    聞こえた音をそのまま再現する力がとても高いです。

    しかし英語は、

    • 聞こえない音がある
    • 音がくっつく

    という性質のため、
    日本語のように「聞こえたまま書く」ことが難しい言語です。

    だからこそ、
    先に歌やリズムを通して音の感覚を入れ
    そのあとで文字を導入するほうが、
    子どもたちにとって負担が少ないと考えています。

    音・意味・文字は、どれも大切な要素です。

    だからこそ、その順序と重みづけをどう設計するかが、
    英語学習の質を左右します。

    「今はまだできていない」と感じることがあっても、
    それは、力が育っていないということではありません。

    見えにくいところで、
    確実に積み重なっているものがあります。

    子どもの発達と英語の特性を踏まえながら、
    丁寧に考えていきたいところです。

  • 文字学習の前に大切にしていること

    以前のブログで、
    フォニックスは万能ではないというお話をしました。

    その中で少し触れましたが、
    COISHでは、文字学習に入る前に
    とても大切にしている考え方があります。

    今回は、その理由を
    子どもの発達英語という言語の特性の視点からお話しします。


    子どもの発達とともに

    生まれたばかりの赤ちゃんは、数年のうちに言葉を話すようになります。

    「うーうー」「あーあー」といった喃語を発し、
    やがて意味を持つ単語を理解し、それが二語文、三語文へと発展することで、少しずつ文として表現する力を身につけていきます。

    発音についても同じです。
    赤ちゃんは、毎日接している大人の言葉を聞き、
    そのアクセントやリズム、口の動きをまねることで、
    自然に発音を身につけていきます。


    第二言語として学ぶ英語の場合

    一方で、第二言語として学習する英語は、
    最初から「単語を覚える」「文にする」ことを求められがちです。

    しかし私は、
    言語が育つプロセスそのものは、年齢に関わらず、母語の習得と大きく変わらないと考えています。

    生まれたばかりの赤ちゃんが言葉を覚えるとき、
    まずしているのは、
    じっと大人の口元を見て、
    口の動かし方や音を観察し、まねることです。

    英語も同じです。

    まずは

    • 口の形
    • 正しい音
    • 英語独特のリズム

    を、繰り返し聞き、まねることから
    言語の土台づくりが始まると考えています。


    耳(音)が先、目(文字)はあと

    そのためCOISHでは、
    耳(音)の発達が先、目(文字)はあと
    という考え方を大切にしています。

    特に幼児期は、

    聞く → 真似する → 体で覚える

    という順番がとても自然です。

    文字は、
    理解を助けるための大切な道具ではありますが、
    最初の入口ではありません。

    だからこそCOISHでは、「まず耳を育てる時間」を意図的にカリキュラムの中に組み込んでいます。

    時々、幼児クラスの体験レッスンに参加された保護者の方から、
    「文字を書く練習はないのですか?」
    とご質問をいただくことがあります。

    COISHのカリキュラムでは、
    文字を書く練習は小学校から始めています。

    それは、文字学習を軽視しているからではありません。

    むしろ、音と意味が結びついたあとに文字を導入する方が、
    英語が“使える力”として定着しやすい
    と考えているからです。


    小学生も「口の形・音」が先

    これは幼児期に限った話ではありません。

    小学生であっても、
    第二言語として英語を学ぶのであれば、
    幼児と同じようなプロセスで進める方が、
    結果的にとても効率が良いと考えています。

    そのためCOISHの小学生クラスでも、
    レッスンの中にフォニックスの歌を歌ったり、
    口の形や音を確認するウォーミングアップを取り入れています。

    時間にすると毎回5分ほどの短い時間ですが、
    英語の土台を整えるための、とても大切な学習です。


    次回は、
    なぜCOISHでは、音を土台にしてから文字へ進むのか

    文字学習に入る順序は、あまり深く考えられることがありませんが、実は、子どもの発達と英語の特性の両面から見ても、とても重要です。

    次回は、具体的なレッスンの考え方を交えながら、
    その理由を詳しくお話ししていきます。

  • 結果を急がない英語レッスン

    ― COISHが大切にしている子どもへの関わり方 ―

    COISHのレッスンでは、「できた・できない」という結果だけで子どもたちを見ていません。

    それよりも、
    どう向き合っているか
    どんな小さな変化が起きているか
    大切にしています。

    子どもが言葉に詰まったとき、すぐに答えを求めたりせず、ヒントを出しながら思い出すきっかけを与え、自分の力で答えられたという実感が出る手助けをしています。

    「言えない=覚えていない」とは限らないからです。

    その日の気分や緊張、ちょっとしたタイミングのズレで、言葉が出てこないこともあります。


    家庭でもできる!教室での声がけ

    子どもたちが言葉に詰まったり、途中までしか言えなかったりすることは、レッスンの中でよくあります。

    なんとなくで覚えている段階では、最後まで単語を言いきれないこともあります。

    そんなとき、COISHでは次のことを意識しながら子どもたちと関わっています。


    ・待つ

    とてもシンプルですが、同時にとても大切な関わりです。

    少し待ったあと、
    「あれ、忘れちゃった」
    と、かわいらしい答えが返ってくることもあります。

    それでも、思い出そうと頑張った時間そのものをしっかり受け止め、声をかけます。


    ・途中で止めない

    発音や内容が少し違っていても、基本的には最後まで言わせるようにしています。

    私が答える前に、他の子どもたちが自然に訂正してくれることも多く、そのやり取り自体が「間違っても大丈夫」というクラス全体へのメッセージになります。

    英語は、声に出して使う中で覚えていくものです。

    まずは、とにかく口に出してみることを大切にしています。


    ・何度でも初めてのように扱う

    覚えては、忘れる。
    それを繰り返すのは、子どもたちにとってとても自然なことです。

    COISHのレッスンは、テキストの復習からスタートします。

    「覚えていると思うけど、もう一度やってみよう!」

    そんな声かけから、レッスンが始まります。

    覚えている子にとっては「またこれか。」とならないように、
    覚えていない子にとっては思い出すための時間としてクラス全体のバランスを見ながら、進めています。


    講師として見ていること

    この復習の時間は、講師にとっても大切な時間です。

    子どもたちの反応を見ながら、先週までの理解度やクラスの状態を把握し、レッスンのペースや重点を頭の中で組み立て直しています。

    英語学習において、すぐに結果として見えることは、多くありません。

    それでも、英語に出会い続けている限り、学びは確実に積み重なっています。

    COISHでは、その見えにくい積み重ねを信じ、日々のレッスンを大切にしています。

    次回は、
    「フォニックスって何?」
    というところから、COISHのフォニックス学習についてご紹介します。

    これまでお話してきた子どもへの関わり方と、フォニックス学習は実は深くつながっています。

  • 英語は「覚えたかどうか」より、出会い続けること

    ーCOISHの家庭サポートの考え方ー

    ゆるやかな関わり

    COISHでは、
    英語を「勉強するもの」ではなく、
    楽しみながら出会っていくものとして学べるよう、さまざまなアクティビティを通してレッスンを行っています。

    子どもたちは吸収力が高い一方で、記憶を定着させるためには繰り返しの練習が必要です。

    レッスン中は上手に言えたり、ペア練習ができていても、1週間ほど経つと
    「あれ?なんかやった気がする……」
    と、記憶があいまいになることはよくあります。

    だからこそ、ご家庭での関わりも大切だと考えています。

    とはいえ、きっちりと隣に座って、一つひとつ丁寧に教える必要はありません。

    CDを流すなど、ほんの5分、英語に触れる時間をつくる。
    それだけでも、十分なサポートになります。


    過程を信じる

    英語は「覚えたかどうか」よりも、
    何度も出会い、少しずつ慣れていくことが何より大切です。

    そのためCOISHでは、
    ・その場ですぐ言えるか
    ・毎回、自分の言葉で説明できるか
    といったことを成長の基準にはしていません。

    一方で、親御様の中には
    ・英語を習っている以上、つづりや意味を確認したい
    ・今日のレッスン内容を、言葉で説明できないと不安
    と感じる方もいらっしゃると思います。

    しかし、幼児期・小学生の英語学習は、中学校から始まる英語とは学び方のプロセスが大きく異なります。

    音に慣れること。
    ことばとして使うこと。
    体験を通して理解を積み重ねること。

    フォニックスによる音の学習や、
    アクティビティを通した文法体験も、その一つです。


    将来につながる学習のために

    年齢が上がれば、
    ・つづりを正確に書く力
    ・文法を理解した上で話す力
    は、とても大切になっていきます。

    COISHでは、その力につなげるための土台づくりを、今の年齢に合った形で行っています。

    すぐに成果として見えにくいこともありますが、英語に出会い続けた経験は、必ず将来の学習を支える力になります。


    COISHで大切にしている考え方

    おうちでは、何かを「覚えさせよう」としなくて大丈夫です。

    CDを流すだけでも、英語を耳にする時間は積み重なっています。

    すぐにできるかどうかよりも、英語に出会い続けること。

    それが、COISHが一番大切にしている考え方です。

    次回は、COISHがレッスンの中で大切にしている
    子どもへの関わり方について書いていきます。

    「できた・できない」では測れない成長を、どう見ているのか。
    そんなお話をしていきます。