英語耳がないから、リスニングは無理?
世の中には、
「英語の耳を育てる」
という宣伝をよく見かけます。
英語業界では、赤ちゃんから大人まで
「英語耳」という言葉がよく使われていますよね。
でも実際のところ、
英語の耳を育てるとはどういうことなのでしょうか。
保護者が感じるリスニングの壁
英検5級・4級の問題は、
リーディングとリスニングで構成されています。
保護者世代の方々は、
- 単語や文法は分かるからリーディングは教えられる
- でもリスニングはさっぱり分からない
という方も多いのではないでしょうか。
「英語をあまり聞いてこなかったから」
「学校英語はリスニングが少なかったから」
そう言われることも多いですが、
私はどの年代からでも英語の耳は育てることができると思っています。
実際、学習方法によっては
かなり高いレベルまで改善することも可能です。
英検で鍛える「英語の耳」
英語の耳とは、
“英語の音を聞き取って理解する力(リスニング力)”のことです。
よく
「英語のシャワーを浴びれば英語耳が育つ」と言われますが、
単純に聞く量を増やすだけでは十分ではありません。
また、英語に触れる年齢によって、
効果的な学び方は少しずつ変わってきます。
特に小学生から英語を始める場合、
フォニックスの学習はとても大切です。
これは幼児でも大人でも同じですが、
自分で発音できない言葉は、聞き取ることができません。
まずは
・口の形
・舌の位置
・音の出し方
を意識し、自分の口でその音を作ることから始めます。
自分で発音できるようになると、
不思議とその音が聞こえるようになってきます。
英語耳だけが原因ではないリスニングのつまずき
リスニングが苦手な原因は、
必ずしも「英語耳がないから」だけではありません。
英検5級のリスニングは、大きく3つのタイプに分かれています。
大問1と大問2は会話を理解する問題です。
一方、大問3はイラストを見ながら説明を聞く問題で、
実は語彙理解の要素も多く、リーディングの延長とも言える内容です。
リスニングが苦手だと、多くの人が
「何度も聞いて覚えよう」とします。
もちろんそれも大切な練習ですが、
小学生の場合、実はそれ以前に
会話の状況を理解していない
というケースがとても多いのです。
会話の背景を想像する力
コイッシュの英検対策では、
まずこんなことを考えます。
- 誰と誰の会話なのか
- 二人の関係は?
- どんな場面なのか?
そこから、
「この二人なら、どんな会話をするかな?」
と想像していきます。
登場人物の関係が分かると、
会話の内容をある程度予想しながら聞くことができます。
これは日本語でも同じですよね。
全くヒントがない状態で話を聞くのと、
背景を知ってから聞くのとでは、
理解度は大きく変わります。
例えば登場人物が親子なら
- 早く帰ってきてね
- テストどうだった?
など、
家庭でよくある会話が想像できます。
このように背景を理解して聞くことで、
リスニングの正解率は大きく変わります。
リスニング対策は「音」と「会話力」
リスニング対策というと
「聞く練習」ばかりを想像しがちですが、
実際には
- フォニックスによる音の理解
- 会話の背景を想像する力
この両方がとても大切です。
コイッシュでは、
- 役割に分かれての会話練習
- 人物カードを使って文を作る
などを通して、
「想像しながら英語を理解する」
という練習をしています。
このようなアクティビティーが、
結果として英検リスニング対策にもつながっていると感じています。
今回は5級を例にお話ししましたが、英検のリスニングは、級によって求められる力も少しずつ変わってきます。
各級の具体的なリスニング対策についても、今後このブログで順に書いていこうと思っています。
英検って意味ないの?
最近、
「英検って意味あるんですか?」
「英検を取っても話せるようにならないですよね?」
という声を耳にすることがあります。
長く小学生の英語指導をしていると、
英検をきっかけに英語への取り組み方が大きく変わる子を
たくさん見てきました。
次回は、「英検って意味ないの?」という疑問に小学生を教える現場の講師としての視点から考えてみたいと思います。
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